夜明けのランカー

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    takayukikikuchi

    x-tream lure angler アドレナリンと釣果が比例すると思い込んでいる「命がけ」アングラー 「生き餌」「虫」が苦手で触れない「軟弱な側面」を持つ ランカーハンティングに出ると不眠不休、体力の限界までキャストする 2013、「河川」をテーマにランカーを追っている未だランカー捕獲に至っていない

夜明けのランカー

大漁企画さんの受付テント。伍長は遅刻ギリギリで最後の受付者に。。。そんな伍長をスタッフの方々は温かく迎えてくれました。

夜明けのランカー

スタートラインに並ぶ3隻の船。カウントダウンの後、同時スタート。これから どんなドラマが待っているのか?

夜明けのランカー

船首の様子。釣れない人を優先的に船首へポジショニングさせ、丁寧にレクチャーする凄腕スタッフの小野氏。スポーツマンシップを感じました。

夜明けのランカー

船長と大会スタッフの方々。当日は悪天候が続きましたが、スタッフさん達の笑顔と心ある気配りでモチベーションを保てました。

夜明けのランカー

大漁企画さんのスタッフT-シャツ。シイラと伊豆半島のシルエットを合体させたデザイン。なかなかカッコ良かったです。

夜明けのランカー

伍長とランカー君。釣行中にも関わらず撮影して頂いたローカルバサーの方、ありがとうございました。

TACKLE DATA

Rod:SHIMANO salty coast 8.6ft

Reel:DAIWA certate3000

Line:Fireline 25lb、

Leader:フロロ40lb(漁師業務用)

Hit Lure:K-ten

夜明けのランカー

2013.08.29

西伊豆から木更津へ

先日、大漁企画さんが運営する 西伊豆のシーラ大会に参加させて頂いた。
大漁企画さんの運営は、全く素晴らしく「もてなしの心」「アングラーへの優しさ」「気の効いた言葉や行動」に自分は心を打たれた。この日、自分はランカー確保に集中したかった。

今月、プライベート釣行で館山沖に行った際、自分のミスで確実に140cm超えのオスをフックアウトで逃した。。。
間違いなく、今年最大のランカーチャンスだった。
ドラグ調整を怠っていた為にフッキングが甘いまま走られ、ライン残量が僅かになった時の出来事。
船長含め、一緒に乗っていたアングラーも半分飛び出した魚体のデカさに興奮し、自分がバラした事で全員が落胆した。
どうしても、西伊豆でオスのランカーと出会いたい。

出船して間もなく、嫌な予感がした。
雨、そしてクルーズしても全く魚群に出会えない。
レインウェアを忘れ、寒さに震えた。
チャンスが無いまま終盤を迎え、ようやく流木とシーラの群れが居るエリアに出会えた。
「ここで決めるしか無い。。最後のチャンスだ」 気持ちが焦る。
ランカーは魚群の外周りに居て 様子を伺っているハズ。
そう読んだ。。。

実際、見える魚はペンペンサイズばかり。見える範囲にランカーは居なかった。1m弱のシーラが たまに見えるぐらいだ。
ランカーキラーと呼ばれる特大ホッパーをベテランのスタッフから借り、ひたすら遠投を繰り返す。
効率を重視して、船の近くまでルアーを引かなかった。
「デカいの 来てくれ~~~!!」
最初は心で願っていたが、キャストを繰り返すうちに 声に出していた。
そして、ランカー狙いは失敗し最下位に近い結果で大会を終えた。。。

西伊豆を去り東京へ戻る道中、自分の不甲斐無さと情け無さを許す事が出来なかった。
ホームへ戻り1から「自分の釣り」を やり直そう。。。西伊豆から木更津へ直行する事にした。

ナイトセッション」

身体的に限界近かったが、精神力だけでクルマを走らせる。
師匠に大会結果報告を兼ねて電話するとナイトセッションに行くとの事。
自分も師匠や仲間達と合流する。
今回は、自分が行きたくても行けない場所を紹介してくれた。
自分1人だと、行けたとしても帰れない場所。
ナイトセッションは、ノーバイトで終わったが仲間との会話に心が和んだ。

夜明けのランカー

仲間と別れ釣行を続ける。さすがに身体は限界近く、ふらふら状態。
でも、どうしても撃ちたい場所があった。

フレッシュウォーターの流れ込み。。。雨上がりで気になる。
この場所は、以前から通っていたが 衝撃的な映像を見てから自分の中でスペシャルな場所になった。
自分の目前でローカルバサーのビッグベイトに特大サイズのブラックバスがバイトする映像。自分の目に焼き付いた。素晴らしい魚体だった。

それ以来、自分がこの場所へ入る時はブラックバスとシーバスを意識したルアーアクションを場所によって使い分けている。
どうしても、ランカーバスは釣りたい。ここは、ストラクチャーが足下にあるので 距離を取って撃つ。そこが何よりも重要に思えるからだ。

自分はここでシーバスしか釣っていないが、いずれもストラクチャーから距離をとってキャストしていた時だった。
ロスト覚悟でテトラ際へルアーを投入し続ける。際は誰もが狙うので、なかなか難しい。。。
アップ側、ダウン側、色々誘うが反応は無い。

しばらく、違うpointへキャストし、もう1度 ストラクチャー際から少し離れた「流れとストラクチャーの淀み際」を引く。
K-TENの軽いトゥイッチに反応があった。魚はテトラへ一気に逃げようとする。。。

タックルは8.6ft、PE25lb、フロロ40lb、ラインシステムはシーラのままだった。

ストラクチャー絡みでも心理的な余裕はあるので、強引なファイトをする。

足下のテトラまで寄せたが、最後まで抵抗するファイター、エラ洗いを一切しないで潜りまくる。
浮いて来た魚を見ると、シーバスでは無かった。

念願のBIG BASS。。。

「強く願う気持ち」が「運」を引き寄せた日だった。

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