限界…

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    takayukikikuchi

    x-tream lure angler
    アドレナリンと釣果が比例すると思い込んでいる「命がけ」アングラー
    「生き餌」「虫」が苦手で触れない「軟弱な側面」を持つ
    ランカーハンティングに出ると不眠不休、体力の限界までキャストする
    2013、「河川」をテーマにランカーを追っている未だランカー捕獲に至っていない

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限界…

2013.10.02

ラインシステムの見直し

夏も終わり初秋を迎え、ランカーシーバスが河川を泳いでいる。
自分が釣行している河川でも既に10人以上のアングラー達がランカーを釣り上げ、1M超えの個体も同県河川で上がっていた。
自分はキープサイズさえ難しい状況。
自分の腕や知識が無い事に間違いないが、他の何かも相当 間違っているはず。。。
師匠と打ち合わせすると自分の反省点が色々と浮かび上がる。
最近、自分は「流しの釣り」を疎かにしてストラクチャーに頼ったヒットパターンばかり狙い自ら幅の狭い釣りをやっていた。タックルのトータルバランスを無視し、ストラクチャーで絶対にラインが「擦れ切れ」しない方向のヘビーライン設定で接近戦ばかり。。。
もう1度、「流しの釣り」を見直す為に ラインシステムをPE3号/リーダー40lbからPE1.5号/リーダー20lbへ変更しナイトゲームへ向かった。

想定外の出来事

最近、台風通過に伴い 台風後も成績の良い場所は知っていた。そこは自分の好きな地形だったし何度も釣行していた場所。
到着すると、、、既に良い場所には人が入っていた。ローカルも数人居る様子。エントリー自体、気が引ける雰囲気。。。他のアングラーやローカルを刺激しない様に距離を大きく取りキャストを始める。ここはエイ以外、地形もストラクチャーも頭に入っているので安心だ。程なくして隣のアングラーが入れ食い状態に入った。シーバスのキープサイズを連発。そこは下げ時合い、地形と明暗がマッチするベストな場所。自分は暗闇でノーバイトが続いていたが、隣のアングラーが釣れ続けている事でモチベーションが保てた。

しばらくすると、連発していたアングラーが「もう充分だから、場所 代わってあげますよ!」と心の広い言葉をかけて頂いた。自分は、そのアングラーが「このタイミング」を夕方から待っていた事を知っていたので、何となく悪い気がして丁重に断った。 「そういうの、自分は気にしないから全然良いのに。。。」そう言ってくれた。本当に心が広い。。。そうこうしているうちに、下流側の明暗に居たアングラーが上流側の入れ食いpointへ移動してきた。お互いに知り合い同士らしく3人でキャストしている様子。
自分は空いたpointへ入る。少なくとも明暗に絡めそうなpointだった。

しばらくルアーチェンジを繰り返し、トレースラインやアクションを色々変えて探る。ベイトに当たるが何の反応も無い。。。その間も上流側のアングラー達はシーバスを連発している様子だった。 「やっぱり、、、下流側明暗は厳しいか。。。」そんな事を考え始めるのと同時に運良くベイトが自分の正面に漂いだした。そしてボラのボイルが始まる。ボラのショートバイトが多発し1匹HITした。表層系はボラのショートバイトばかりなのでレンジを下げる事にする。バイブレーションを流しながら探ると黒鯛独特のアタリがあった。

黒鯛が居る。。。黒鯛は 暗がりの奥に居るはず。。。黒鯛を反転させて明るい場所に誘い出し明暗の境でトゥイッチ&間を取って喰わせるイメージでルアーを出来るだけ流す。Mar Amigoのレッドヘッドバイブレーションを暗部深く撃ち込む。やっと、明暗の境で50cm弱の黒鯛がHIT。それから、同サイズが同パターンで10尾以上。1キャスト1Hitぐらい黒鯛の喰いがたっていた。シーバスは0尾で短い時合いを終える。

アングラー達が続々と引き揚げる中、シーバスを狙い 上げのタイミングでも釣行を続行。エイが多数 遡上してくるまで続けたが釣果は得られなかった。今回、HITが集中したMAR AMIGO。良い仕事をしてくれました。

DAY GAME

そのまま仮眠しDay Gameに入る。台風絡みのチャンスを逃すと次のチャンスがいつ来るか分からない。。。身体はキツイが時合い前に浸かり様子を探る。アングラーは自分だけだった。セオリー通り、シェードの明暗やストラクチャーを探るが なかなかパターンが分からない。ルアーはナチュラルカラーのバイブレーションに絞り、移動しながらストラクチャーへピンポイントキャストを繰り返す。ストラクチャーから流芯、そして手前のブレークまで1キャストで広く長く探る事にした。ピンポイントキャストを繰り返すのは非常に疲れる。以前もギリギリへキャストしないとヒットしなかった。

1時間ぐらい探っていると、着水直後のフォールでアタリがあった。その辺を集中的に探ると52cmのシーバスがHIT。
Hit lure:LONGIN KICK BEAT

そのまま移動したがノーバイトだったので先程の場所へ戻る。同じパターンで細かくストラクチャーを探ると57cmがHIT。
Hit lure:LONGIN KICK BEAT

ここしか居ない確信があった。500m以上探ってバイトとヒットはここだけ。確実にHITさせて場が荒れない様に心がける。61cmがフォールでHITする。魚のサイズが上がって来た。。。
Hit lure: SHIMANO salvage イワシカラー

黒鯛も混じり始めたが、ギリギリを超えた所へ着水させないとバイトが拾えない状況になりロストが多発してきたので移動する。
Hit lure:Varid90 クリアカラー

しばらく場を休める為に移動しながらキャストして50cmの歳無しと出会う。
Hit lure:LONGIN KICK BEAT

このストラクチャーに留まり52cmを追加。太い。。
Hit lure:LONGIN KICK BEAT

ここもバイトが薄くなり、ルアーローテーションを繰り返すが見切られ始める。
最初のポイントへ戻りながら探るがノーバイト。だんだんと時合いが終了しそうな感じになってきた。どうしても今回のチャンスで良いシーバスを撮りたい。睡眠不足で頭も痛くなって来た。。。最後の望みをかけて最初のストラクチャーギリギリへロスト覚悟でKICK BEATを投入。立ち上がりでHIT。痩せた個体でエラ洗いこそしたが長さに対してファイト感は薄い。
Hit lure:LONGIN KICK BEAT

昨夜はシーバスと出会って無いが、全体的に黒鯛は太くて元気な個体が多いのに対しシーバスは痩せてファイトも最初こそ派手にするが体力が無かった。この差は自分に分からないが不思議な現象。これを最後に全く反応も無くなった。。。今回のチャンスにランカーは絡んでいたと思うし自分のルアーも見ていた筈。そう感じる。力尽き果て頭も廻らない状態。ライフジャケットを脱ぎ陸の斜面に座り込んだ。体力と気力の限界。目を閉じて その場で眠る。また、1歩及ばなかった。。。

TACKLE DATA

ROD : YAMAGA Blanks early 9.5F

REEL : Daiwa sertete3000

LINE : fire line 1.5号

LEADER : VARIVAS 20lb

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限界…

2013.10.02

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