
AUTHOR
Yoshihiro Saitoh
東京近郊で手軽に釣れるゲームフィッシュ、シーバスを追いかける日々。復活した釣り欲にまかせて他の釣りも復活&チャレンジ中。シーバス歴はようやく3シーズン目なので色々差し引いて読んで下さいね。セイゴもフッコも釣れれば嬉しいじゃない、派
冬なのでネオプレーンとかクロロプレーンなど保温性のあるもので。 一回履くとトイレとか行きにくいけど、とにかく良い物は暖かい。
荷物は最小限に。 自分は右ポケットにソフトルアー。左ポケットにハードルアー。 後は小物をちょいちょい。 LEDの点滅ライトを背中に付けると他のアングラーからの視認性が良い。
この日の実際のローテーションを紹介
エリア10。 先ずはこの時期のパイロットルアーです。 この日はこれでしかバイトも無かったです。
マニック アタリが遠のいたので、レンジを沈めて。 少し派手な色を選択。今回のローテーションでは不要だったかも。
カーム80 リアルバチカラー。マニックでのカラーローテションでもよかったけれど、 どうせならルアーを変えて。イメージ的にはマニックと同じレンジ。
デュエル シンキングペンシル80S バチは視認できていないので魚的なベイトにも反応があるかも、ということでこれ. 慣れるとバチ的にも魚的にも動かせる便利なシンペン。 アピールカラーに戻してキャンディー。
R-32+ジグヘッド7g 初めて入るポイントなので深さがまだ良くわかってないので底を取りたくてワーム。
コモモスリムSF−95 結局最初のヒットルアーエリア10に戻すつもりだったけど、 かなり撃ってしまっているのでプレッシャーを少なくするために、 フォルムの細いフローティングペンシル。 ここで納竿。
TACKLE DATA
ROD: Daiwa LATEO 86LL-S・Q
REAL: SHIMANO biomaster 2500
LINE: Toray シャローフィネスPE0.6
LEADER: VARIVAS ナイロン16lb
LURE: GAEA area10
バチシーズン開幕 本当に大切なものはね…
2014.02.07
2月。
東京湾奥のシーバスは待ちに待ったバチシーズンが開幕。
「1キャスト1バイト」
「初心者でも簡単に釣れる一番のシーズン」
・大潮(潮位が高い)
・下げ潮。特に下げ始め〜3分。
・暗い時間。夕マズメからのタイミングが最良。
全部重なれば最高と言われてますが、これもポイントによって変わるもの。
例えばバチを捕食する為に移動するシーバスが通過するルートの途中では上げ潮のタイミングにしか魚がいないなんてこともありえる。
とりあえず潮見表で時合いを想定して夜の釣行に出るものの、ノーフィッシュということも多い。それが、バチシーズンのシーバスフィッシングというもの、といえばそれまでなのですが。。。。
どうしたらいいのよ!?
本当に大切なものはね、目にはみえないんだよ
というのは名作、星の王子様の有名な台詞ですが、バチシーズンのシーバスフィッシング
においては逆です。
「本当に大切なものはね、目で見て確認しよう」
すなわち、明るいうちに釣り場に入りましょう、ということです。たとえ夜が時合いであっても。
バチシーズンは秋のあら食いシーズンにに比べたら格段に「繊細さ」が釣果に影響を及ぼしている気がします。
暗くなってからは得られにくい様々な視覚情報をできるだけ多く得ることは、魚への可能性を拡げてくれる。
・ポイントのどこを攻めるべきなのか。ドリフトのコースの選定
・水深の変化はどこににあるか?(ブレイクやミオ筋などスリットの情報)
・ランディング時にラインが触りそうな場所ににストラクチャー等はないか
・底は砂?泥?牡蠣?海藻?
等々。
そして、このシーズンは特に気を配りたいことNo.1.
「ルアーの姿勢チェック」夜はついつい勘に頼ったリトリーブ速度になりがちですが、明るい時間帯であればピックアップ時の様子でリトリーブ時の動きを想像することができます。スローな釣りになるバチシーズンは大切にしたい要素。
この季節釣り具屋さんに行くと「バチにはこれ!」とポップが付いたルアーは沢山あります。正直どれも釣れるから「バチにおすすめ!」商品になっているのですけど、そのルアーの特性を活かせてなければ「絶対に」釣れません。
明るいうちにリトリーブ速度による動きの違いや、ドリフト時の姿勢を目に焼き付けておけば、夜の見えないタイミングでの再現性が増します。
上から
komomo SF-95 slim / ima (通称コモスリ) AREA 10 / ガイア (通称 エリテン) 10本くらいストックしている komomo SF-125 / ima
バチのサイズに併せるのが所謂「マッチ・ザ・ベイト」ですが
それよりもタックルバランスも併せて魚のいる所に飛ばせるか、ポイントを引けるかどうかでセレクト
ポイントが遠くてアプローチできなかったり、流れが早過ぎて姿勢が保てない時は必然的にサイズが上がる
ロケハン>実釣
今年は色々と問題も多い都内運河だけではなく、ロケーションが気持ちのよい場所で撃ちたい。(この「問題」についてはまた別の機会に)
アウェイだったエリアを、Lunker Chaserこと伍長に案内頂いて、午後2時過ぎからロケハン。ロッドを持たずにどんどん見て行きます。車で廻って10ヶ所程度。6時には暗くなってしまうので午後5時30分位迄色々見て回ります。
自分の車のナビにとりあえず登録をしながら、情報を頭に入れて行きます。(写真を撮っても良いと思います)
一通り廻った後、伍長から
「齊藤さん、どこ撃ちたい?」と聞かれました。
満潮が午後6時30分頃で、伍長も予定アリで午後9時ころには上がる予定だったので、おそらく実際に撃てるのは2時間程度。
ロケハンでかなり満足していたので、試しに軽く撃つくらいのイメージ。
ルアーを流せるポイントが明快で、かつ、ある程度複数の攻め方が出来る場所を選ばせてもらいました。
ウェーディングはゆっくりとしか歩けないけれど、広大なシャローを歩いてポイントに入るのは独特の高揚感。
先行者がいる場合は、距離をとって邪魔しない様にアプローチ。ポイントを歩いちゃう様な人もいるので。。。
小さな河川から流れ出る、干潟のシャローエリアに通るミオ筋。ウェーディングが必要になるけれど、その分ミオ筋に添って進んでいけることで他のアングラーの影響を避けながら、間隔を空けて入る事ができました。
大潮の満潮からの下げ初め。水面は完全にフラットだけど上流から水は流れている。
ミオ筋の奥のシャローにアップクロスにフローティングペンシルをキャスト。
浅い所から引き始めて、流芯をできるだけ長い時間魚に見せる様に流していきます。
数投すると、流芯が終わってデッドスローのルアーがターンする所でヒット。
50センチ位のシーバス。
アウェイでのトップウォーターゲームでの一本。時合いを逃したくないので、すぐにリリース。
撮影はフライでチャレンジしつづけた伍長
それから扇状に探りながら暫く撃つ。
同じ用にデッドスローで、今度は流芯に入った瞬間にヒット。
65センチ位の良型シーバス。
65センチくらい。このくらいだとULのタックル/PE0.6でも全く問題無い。
その後は反応が薄くなり、ルアーを変えてレンジを下げて行きましたが、
結局バイトがないまま潮位が下がり始めて、時間的にも納竿としました。
ほぼ100%伍長に釣らせてもらった魚と言えますが(伍長、ありがとう)
明るいうちに場所を見ている事で、可能性の高いポイントを選択することができ、
ルアーを流すイメージもできていたので、トップでのフィネスな釣りを展開できました。
ルアーはおすすめを信じてはダメ、、だけど、、、それでも、、、
「バチ」[ルアー」で検索したり、釣り具屋さんにいったり、シーバスアングラーに聞いたりすると、「バチにはやっぱりこのルアー」というのを皆さん嬉しそ〜うに教えてくれます。
基本信用しない事です(笑)
こればかりは自分で色々なルアーを引いてみて、自分に合うメソッドを試す続けるしか無い。明るいうちにスイムテストをして、生命感があるかどうかを見る。これに尽きます。
それまでの投資とトレーニングが自分のイメージ通りに操る事ができる「釣れるルアー」を作るのだというのが自分の考えです。
それでも、どうしても、、一匹が、、という迷えるアングラーには、
嬉しそ〜うにw私がお勧めしちゃいます。
ガイア エリア10
流し方は2通り。
・デッドスローで一定速度のリトリーブ。流芯では少し速度を落とし気味に。
・細かいシェイク1秒。10-30秒のドリフト。ラインスラッグの回収。これの繰り返し。
余計な動きをしないフローティングペンシルで、フックチューン等でウェイトバランスが崩れる(浮かなくなる)と魚の反応が薄くなるような気が。。(気のせいかもしれません)
この手の形のルアーは他のメーカーでもいくつか存在していて、基本どれも同じような使い方ができますが、なんといっても安価な事と、浮力が強い事がメリットとして上げられます。バチの季節以外も安定した釣果があるし、なにより沈まないのでロストが少ないことも重要。かなり水面が波でざわついているときでもアピールさせることができます。
飛距離はそれほど出ないので近距離戦が中心となりますので、飛ばしたい時はラインを細く。自分は基本PE0.6号で通しています。
さあ、今日の潮はどうですか?
素人アングラーのコラムなんて読んでる時間があったら、
ささっと「明るいうち」に釣り場に向かいましょう。
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