4月上旬、航空会社のマイレージが期限切れ直前という事で、
急遽、兄妹でグアム旅行に行く事になりました。
しかし…グアムって… 海で泳ぎたい訳じゃないし暇だなぁ…。

こうなったら選択肢はひとつ、“釣りをするしかない！！”

現地での釣りについて調査をはじめたノーバイト君。
予想に反してオカッパリは情報が少ない…

「チビGTが爆釣だぜ〜！」という人もいれば「ノーバイトでした…」という情報もあり、
エリアやポイントもイマイチつかみきれない上に、釣り禁止の湾もあるとの事。
気をつけないと本気で逮捕されそうです。少しビビり始めました。ノーバイト君inグアム！ 結果やいかに…。

海は綺麗だけどその他のアクティビティが　微　妙　…　なグアム。

出国前の準備

様々な情報があるけど…、どうやらチビGTから中くらいのGTまでがオカッパリで狙えそうという事が分かり、ワクワクしながらタックルの準備をする。そもそも海外での釣りが初めてなのでライトな釣りからそこそこ大物がきても対応出来そうなタックルを選択。

購入したものの…使用頻度の低かったPatagoniaのバッグをここぞとばかりに投入！

ロッドはエギング用に購入した MajorCraftのRAYCAL RE 792-EHを選択。2ピースだしギリギリ手持ちのロッドケースに入りました。8ft弱ですが、そこそこ遠投も出来るかなという事で選びました。リールはシーバス釣りで使っているCERTATEの2510PE-HにPE0.8号。リーダーは16/20lbを用意。 さらにライトゲームの為にLアクションのバスロッドと管釣り用に使っていたULTEGRA1000S/3lbを忍ばせて…。

ルアーは、シイラ用に購入したトップのポッパーから軽量のジグ、バイブレーション等々。様々なウェイトのルアーとちびっ子GTにも対応出来る様にジグヘッド+ワームもいくつか用意。ワームはケイテックのスイングインパクト3inchワカサギカラーみたいなやつ。まさかコイツがあんな結果を生むとは思いもせず…。

ちなみに…、ロッドケースを預け荷物にすると基本的には数千円かかってしまうルールの様でした。行きは「釣り竿です！」と言うと日本人スタッフの方が「まぁ、いいでしょう」という感じで無償で預けられました。

帰りは…現地スタッフの方だったので…、「オカネカカルヨ」みたいな事を言っていたので「うーん…」とショボーンとした顔をしていたら、機内持ち込みでならOKと言う事になりました。しかし…、細長い謎のケースは一見ライフルが入っている様にも見えるかもしれません。何度「Hey！！お前これ何が入ってるんだ？」と空港警備員に声をかけられた事でしょう…。覚悟が必要です。

初日、現地のホームセンター釣具コーナーを偵察

初日は夜中に空港に到着する便だったのでホテルで時間を潰して、朝ご飯を食べたあと、レンタカーを借りる迄の間、暇になってしまったので近くにあるKマートというホームセンターみたいな場所に行ってみました。（事前情報で釣具が置いてあるとの事）

ホテルからKマートまで歩いたら汗だく…4月上旬でもグアムの日差しはハンパない…

釣具コーナーに行ってみるも、マグロでも釣るのか！？という様な強烈なロッドばかり…。トローリング向けのアイテムが多い様に感じました。
事前に見ていたブログでフェザージグがよかったと書いてあったので怪しげなフェザージグを複数購入。

その他、ラパラが少し安いかな！？と思ってCD-3,5,7をゲット！

Yahoo!ではなくWAHOO!と書いてある。謎のフェザージグ数百円でした。

この怪しいルアーで魚が釣れるのか…、見物です。
Kマートはなんでも揃ってますので飲み物やらタオルやら、日本から持って来るのを忘れてしまったプライヤー等を購入していったんホテルに戻りレンタカーを借りにいく事に。

初日の夕方はパゴ湾を偵察

現地の日本人の方のブログを見ていると、パゴ湾がいいぞ？との事。ここは浸かりもOKの様なので、妹に「海で泳げるかもしれないし行ってみようぜ〜！」と適当な理由をつけて
騙し。夕マズメ前に到着。

沖のある地点から一気にブレイクになっているのか湾内は遠浅の様です。これは潮位が合ってないと釣りにならなそう…。水着ではないがガンガン入水していきます。

スイングインパクトにした所でバイト多数もテールだけかじられる。魚が小さいのだろうか…。持ってきたフックやワームのチョイスを少しミスったかもしれません。もう少し小さい魚も狙える様にしておいたほうが良かったかも？

ぐいぐい、進んでいくと、現地の人が「これから潮位上がって来るからあぶないぞ〜！もっといいポイントあるからそっちに行きな！！」と言う。

その後、アガナ湾を偵察

地元の人が言うには、チャモロビレッジ近くのアガナ湾の港あたりにある、みお筋を狙った方がデカイの釣れるよって話みたい。（※通訳は全て妹任せ）夕方のビッグヒットにかけて移動！ この時点で妹は諦めムード。ポイントについたらクルマで寝てました（＾o＾；

信じてキャストを続けるが反応はなく…暗くなってきた。これ以上、ワガママに付き合わせると後日の予定に響きそうなので断念 ToT　初日から飛ばしすぎて、水分補給も足りてなかったのか…この辺りから体調の変化があったのかもしれない…。 帰ろうとしたらバイトがあったけどやっぱり乗らない。うーむ…。

2日目

この日は、ひたすら寝てた。昼前にジェットスキーのアクティビティが入っていて、アガナ湾だったのでロッド持参。合間でオンワードホテル前の小いさい島周りを狙うもバイトはあるが…、やはりワームが食いちぎられている。

グアム遠征中に魚をキャッチできる気がしなくなってきたので諦めムードに。6月位になるとGTの子供が数釣り出来る様になるような情報もあったからまだちょっと早かったかな！？

ひょうたん島ちっくなこの島の置くでGT釣れるよと教えてもらったんだけど…
ここも潮位が低くないと沖まで行けない。

3日目、最終日にかけるっ！！

最終日はかなり早く起きて、アガナ湾の港と、オンワードホテル沖などランガンしてみたが…。やはり釣れない。もうダメだ…、折角グワムに来たからビーチでゆっくりしようかなとホテルに戻ると妹達がビーチで遊んでいた。

話してみると、ホテル前のビーチの少し南側で現地のアングラーが釣りをしていたとの事。とりあえず、“人間魚探”してもらって魚の濃いエリアを探してもらう。
すると今迄の不調が嘘の様にヒット！！　釣れたのはフエダイでした。

キュートなフエダイ君、スイングインパクトのアンバーワカサギカラーをバックリ。

その後、このジグヘッドの針掛かりするはずもないような、めちゃくちゃ小さな、ハゼみたいな魚をキャッチ。

そして…。

自分のワームのテールだけちぎれていた犯人を見つけました。
ニシキカワハギがつっついてワームをボロボロにしていた様子…。
さすが餌取り君だ…ToT　

確かに、ニシキカワハギが居るポイントにワームを放置しているとワームの原形が無くなって帰って来る。しかもニシキカワハギがチェイスしてきてた…
そういうアタリがあったら即回収して移動。ランガンしていると、ロコアングラーに遭遇。

どうやらウキっぽいものでエサ釣りをしている。
「君のフックはデカすぎるよ」とおっちゃんは言う。
いやいや、小さいのは狙ってないからね！！

このアタリは他の場所に比べて珊瑚が岸から近い、これは魚が期待できそうだ！

横に入らせてもらってキャストすると…。
今迄とは明らかに違うアタリ。
引きつえーーーーーー！！！！

ロコアングラーも「dr６fつgyひじょkpl！！！！」なに言ってるか分からんけど、とにかく興奮している。ラインがバンバン出されながらも竿は強く長めなのでうまくやりとりして…。あがってきたのは…

ミニGTだ！！

本当に、3日間報われなすぎたし、まさかホテルから徒歩5分くらいの場所に絶好のポイントがあるとは思わなかったんだぜ…。泣ける。
にしても目標にしていたミニサイズのGTをキャッチできたので大満足。

釣れたのはいいんだけど、ロコアングラーのおっちゃんが
「コレアブナイ私にクダサイ」と言う、別にリリースするつもりだったからあげるぜ。
「Your No.1 Angler!!」みたいな事を言って褒められた。おっちゃん、別にサカナが欲しいからって褒めなくてもいいんだよ。

なんだかこの瞬間は一体感があった僕ら。こういう交流も釣りをはじめたからだなーとしみじみ思いました。

おっちゃんの連れていた子供も自分を見る目が変わって、興味津々。
「このタックルめっちゃカッコいいね！クールだよ。どこの？？」とか色々聞かれる。
ふふふ。悪い気がしない ( ´ ▽ ` )ﾉ

そんなこんなで、グアム遠征は終了。
しかし…、この後、私に災いがToT　2日目あたりから熱っぽいので、日本から持ち込んだ栄養ドリンクや風邪薬でごまかしながら釣りをしていたが…、水分補給が足りなかったのか。帰りの飛行機の中で熱中症の様な症状が発生。トイレにしばらく立て込んでうなだれる…。ここまで気持ち悪くなったのは久しぶりでしかも熱も凄い。

帰ってからも数週間体調不良でした…。
海外遠征では無理をせず、日差しが強い場所では水分補給はこまめにしましょう。
そんな教訓もあらためて学んだ遠征でした。

ポイントマップ